『桃太郎は盗人なのか?』を読む前にこちらを。
桃太郎の昔話はそのままに、空から見た絵が展開していく。
『桃太郎は盗人なのか?』という視点を持って読んだからか、鬼は本当に悪なのか?桃太郎の正義は本当に正義なのか?と考えてしまう。
まず、桃太郎が突然鬼ヶ島に鬼退治に向かうけど、鬼が悪さをしたという流れがなかった。桃太郎の家や周りの山に荒らされた形跡なし。私が知る桃太郎の話では、鬼が散々悪さをして人間を困らせていたような気がしたけど、違ったのかな?
なぜ、桃太郎は鬼退治へ?
次に、鬼ヶ島は鬼がたくさん暮らす島で、人間のコミュニティと変わらない賑やかさがあった。そこに桃太郎たちが乗り込んで暴れ出す。
これまた私が知る桃太郎の話では、鬼ヶ島は遠く離れた寂しい島で、悪さをする鬼が数人いるだけだったけど、生き生き暮らす鬼の国に乗り込んだの?
このページだけ見ると、桃太郎、乱暴すぎない?侵略者に見えるよ。
最後、宝物を持ち帰る桃太郎たち。
山盛りの宝物を仲間たちに引かせている桃太郎よ、自分はリーダーだから先頭を歩くだけなの?こんなに重そうなのに、自分より小さい仲間を手伝わないのかい?
おじいさん、おばあさんと三人で幸せに暮らしたとさ、らしいけど、村人や仲間たちはどうなったの?宝物独占したの?
そんな感じで、もう桃太郎が普通に読めないかもしれない。
さて、『桃太郎は盗人なのか?』を読んでみよう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年2月26日
- 読了日 : 2023年2月26日
- 本棚登録日 : 2023年2月26日
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