スペードの3

3.43
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本棚登録 : 1626
レビュー : 267
著者 :
vilureefさん 朝井リョウ   読み終わった 

正直微妙だなぁ。
新鮮味がなかったし中途半端。
表題作は良かったけれど残りの二編が無理やりっぽい感じもするし、やや出来も良くない。

もちろん繊細な感情表現の巧さや、女性でしか分からないような表現、例えばトイレの場面などはさすがだなと唸るほど。

でもちょっと主人公の美知代ちゃんを追い詰めすぎじゃない?ここまでするかなぁ。
スクールカースト(この言葉嫌いだけど)について書く作家さんはたくさんいるけれど、もっとリアリティがあるような・・・。
ちょっと今回は狙ってる感が強すぎるか。
読んでて冷めちゃって感情移入まで行かず。
ちょっと大人の女性を書くのは早かったのかも。

いや多分もっと評価すべきだとは思います。
でもなんせ期待度が高いので評価が辛くなってしまうのは致し方ない。
若くして傑作を出しちゃうと後が大変ですね。

と言いつつ、桐島を読んでない私。
桐島もスクールカーストの話しらしいので読んでみないと。

レビュー投稿日
2014年5月2日
読了日
2014年4月30日
本棚登録日
2014年5月2日
12
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『スペードの3』のレビューへのコメント

九月猫さん (2014年5月2日)

vilureefさん、こちらにもお邪魔します♪

うん、うん。うなずきっぱなしです(笑)

出来の良し悪しは、私は良いと思ったのですが、
vilureefさんと同じく、「狙ってる感」は拭えないですね。
巧さが裏目に出ているというか。
痛くて黒くて、怖かったけれど、感情移入できなかったのも同じです。

「想像して、それを文章にする」というのはどの作家さんにとっても必要なことですが、
朝井さんはその能力が特に長けているのではないかと思うんです。
でも読んでいて「巧い」とか「達者」とか「長けている」と思った時点で、
物語ではなく作家さんを見ている=ツクリモノであることを意識しちゃう。
だから感情移入できずに冷めるんですよね。
大人の女性を書くのは早かったかも、というところも同意です。
しかも今回は、「女性」で自分より随分「年上」で「醜い心理」まで書いちゃうぞと
一度にチャレンジしすぎたような気がします。

って、長々と書いちゃいましたが、
vilureefさんがおっしゃってる意味と違っていたらごめんなさい(汗)

「桐島」ってスクールカーストのお話なんですか?!
(あれ?向こうのコメントのお返事にも同じようなこと書いた気が(^^;) )

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