幼いころに突然失行方不明になった姉。
事件は姉が2年後に無事保護されることで解決した。
しかし妹には小さな違和感が大人になってもくすぶり続けていた。
タイトルは「豆の上で眠る」。
これはアンデルセン童話の「エンドウ豆の上に寝たお姫さま」から貰ったもの。
この童話自体知らなかったけどなるほど巧い。
背中に小さな豆粒ほどの違和感を感じるお姫様か。
でも、どうなの?
戻ってきた姉が以前の姉だとは信じられないとしたら、豆粒ほどのかすかな違和感じゃなくて絶対的な違和感でしょう!
なんて言うのは無粋か(笑)
どこかで読んだことあるような設定だったりオチだったりするものの、一人称で終始語られる主人公の心理描写はさすが。
湊さんの作品らしく飽くことなく一気に読めた。
この伏線回収しないの??なんて部分もあったり、重いテーマの割に軽すぎやしないかなどど色々感じる部分もありますが・・・。
全体的には面白く読めました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
湊かなえ
- 感想投稿日 : 2014年6月18日
- 読了日 : 2014年6月17日
- 本棚登録日 : 2014年6月18日
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