64

著者 :
  • 文藝春秋 (2012年10月26日発売)
4.04
  • (997)
  • (1288)
  • (616)
  • (95)
  • (20)
本棚登録 : 7391
感想 : 1091
5

いや~、すごかった。前評判通り、すばらしい。
もう寝ないと明日に響くからと思いつつ止められなかった。
おまけに読み終わってからも興奮が収まらずなかなか寝付かれない。その位すごい作品だった。

あらすじとしては、14年前に発生した未解決誘拐事件をめぐって警察内での政治的攻防が繰り広げられると言ったお話。
最初は主人公の三上が暑苦しいしくどいし、警察ってこんなことばっかりやってて仕事してんのかよって反感が生まれたり。
おまけにやたらと登場人物が多い。もしこれがロシアの小説だったりしたら完全にアウトだったと思う。絶対に覚えられない(笑)
でもそんなことを抜きにしても、最初から最後まで緊迫感を持って読者を引っ張って行く横山さんの筆力は圧巻。

この小説を読むと、ああ今から20年以上前に発生した“功明ちゃん誘拐事件”がモデルになっているんだろうなとピンと来た。
私の住む隣県で発生した事件で当時の事も良く覚えている。
男の子は全裸の無残な姿で発見され、犯人逮捕にもいたらず。
犯人の脅迫電話なども公開されたが結局はそのまま時効を迎えることになった。
横山さんは上毛新聞の元記者。この経験は「クライマーズ・ハイ」を言う名作を生み出しているが、この事件に対しても警察や記者たちへの色んな思いが渦巻いていたんだろうなと想像できる。
もちろんモデルになった事件を抜きにしても十分読み応えのある小説ではあるが、重ね合わせて読む事で作品の深みが増す。

この小説、絶対映像化されるでしょう。
“鬼瓦”と描写される主人公の容貌。
一体誰がやるんでしょう・・・。
佐藤浩一、堤真一あたりじゃカッコよすぎるよななんて思ったり。
ふふふ、楽しみです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年3月21日
読了日 : 2013年3月21日
本棚登録日 : 2013年3月21日

みんなの感想をみる

コメント 5件

vilureefさんのコメント
2013/03/23

まっき~♪さん、こんばんは。

コメントありがとうございます!
暑苦しい位熱い男の物語ですがたまにはこんなのもいいもんです、ふふふ。

それにしても予約数が170って!!
ありえない・・・(-_-;)
ブクログ仲間さんたちのコメントで、時々ものすごい予約数を嘆いてるのを見ていつもびっくりしてしまいます。
うちの図書館、この本でもたぶん5人位です(^_^;)
なんだか申し訳ないですよね。
ネット予約不可ってところがミソかな?

まっき~♪さんのレビューを読めるものずいぶん先のことになっちゃいそうですが、楽しみに待ってますね(^_-)-☆

円軌道の外さんのコメント
2015/07/13


vilureefさん、おはよーございます!
いつも沢山の花丸ポチありがとうございます!

原作は未読ですが、
今更ながら録画したNHKドラマ版『64』を観てすっかりハマってしまいました。
ドキュメンタリータッチの緊迫感漲る映像と
役者たちの熱演にとにかく心打たれました。

広報官の鬼がわらな(笑)三上役には
最近役者づいてるピエール瀧が扮していて、
いつもとは違う男臭くてカッコいい重厚な演技を見せてくれます。
(まさに鬼がわらな風貌!)

かなりの高品質なドラマなのに
今のところDVD化の話はないみたいで
非常に残念です。

あと、 vilureefさんの予想通り、
映画版では、三上役を佐藤浩市が演じるみたいですね(笑)
そちらも楽しみです(^^)

vilureefさんのコメント
2015/07/15

円軌道の外さん、こんにちは♪
こちらこそいつも花丸ありがとうございます。

NHKドラマ、録画してあるのですがまだ全部見ていなくて・・・(^_^;)
早くみなくちゃ。
うん、うん、ピエール瀧!三上にぴったり!
そうきたかー!!と思いました。
NHKの土曜ドラマって全5話くらいでしたっけ?
小説をドラマ化するにはぴったりですよね。
要チェックな枠です(笑)

そう、そして佐藤浩市。
キターーーーーーーーッ!!って感じです(笑)
楽しみですね。

原作も読みごたえのある最高の作品なので是非是非読んでみてくださいね(^_-)-☆

円軌道の外さんのコメント
2015/07/27


vilureefさん、こんにちは!
お返事遅れてすいません!( >_<)
あと沢山の花丸ポチと
嬉しいコメントありがとうございます!

蒸し暑い日々が続いてますが、
お身体お変わりないですか?

NHKドラマはだいたい
4話から5話です。
しかもみな、出来がいいんですよ(笑)
(「64」は確か全4話です)

民放でドラマ化はガッカリだけど(笑)
NHKでドラマ化が決まったら
よっしゃあ~!って期待感上がりますよね(笑)

「64」はピエール瀧を初めてカッコ良く思えたドラマなので(笑)
原作をご存知なら必ず楽しめると思います!
ラストの64の犯人を追い詰めるシーンもめちゃくちゃ緊迫感溢れてテレビに釘付けだったし、
松岡参事官を演じた柴田恭兵がカッコ良かったし、
ロクヨン事件で娘を誘拐され殺害された父親、雨宮役の段田安則がめちゃくちゃ上手くて引き込まれました。


あはは(笑)
キターーーーーーーーッ!!って
vilureefさんの心情が伝わってきましたよ~(笑)
映画見てみたいな~、
でも佐藤浩市はカッコ良すぎじゃないですか?(笑)
原作のイメージからしたら
ピエール瀧とどっちが合ってるんやろ。

あと映画では
松岡参事官役は三浦友和、
被害者の父親雨宮役は永瀬正敏、
主人公三上の部下で広報室係長・諏訪役の綾野剛、
諏訪と共に広報室で働く美雲役の榮倉奈々、
記者クラブを仕切る東洋新聞のキャップで、広報室と対立する秋 川役が瑛太らしいです。
三上の同期の二渡真治はドラマでは吉田栄作だったけど、映画は誰が演じるんやろ。
他に吉岡秀隆、仲村トオル、椎名桔平、奥田瑛二、夏川結衣、緒形直人、窪田正孝が決まってるらしいし、
むちゃくちゃ豪華なキャストですよね~(笑)
原作も頑張ってトライしてみたいです!

またまた、とりとめないことダラダラと書いてしまいましたが(汗)、
僕の本棚の『母親ウエスタン』
にも頂いたコメントの返事書いているので、
お暇な時間にでも覗いて見てくれたらと思います。

ではでは、夏バテせぬよう
お身体御自愛くださいませ。

vilureefさんのコメント
2015/07/28

円軌道の外さん、こんにちは♪

ちょっと、待った―!!
なんと映画版の秋川役が瑛太とは!!
ドラマ版は永山絢斗でしたよね?
兄弟対決じゃないですか。
いやー、なんともにニクイキャスティング。
どっちに軍配が上がるんでしょう。
楽しみですね~。

それにしても映画版、豪華すぎやしませんか。
もう名前を見るだけでお腹いっぱい(笑)
これはヒット間違いなしなんだろうな。
是非みたいな~。
その前に早くドラマ版を全部見てしまわないと(^_^;)

そうそう、映画されたりドラマ化されると突然主人公がイケメンになっちゃうってよくありますよね(笑)
私は幼いころ銀河鉄道999の哲郎が映画でいきなりイケメンになったことに目が点でした。
もちろんピエール瀧がイメージにはぴったりですが、スクリーンで見るのは佐藤浩市がいいかなと思うのが乙女心、もといオバサン心です(笑)

興奮してちゃんとした御挨拶もせず・・・。
私は夏バテ知らずで元気です。
円軌道の外さんもお体お気をつけて!

.

ツイートする