南極地域観測隊の調理隊員として赴いた日々を綴ったエッセイ。
和食の調理師の経歴を持つ主婦が「南極で働きたい」という情熱に突き動かされ、2度の落選を経て通過。長野の雪山での訓練や座学を受け、30トン以上の食糧を発注するなど準備に追われた後、遂に南極へ。
調理隊員2名で1年4ヶ月、30人分の食事をすべて取り仕切り、他の作業の手伝いもする。
映画「南極料理人」が好きで思わず手に取った本ですが、知らないことばかりで興味深かったです。
南極での生活ぶりや人間関係のトラブルなどが赤裸々に綴られていました。
命の危険がある極地で、専門分野も立場もバラバラな人たちが1年以上も寝食を共にするだなんて、あまりにも過酷過ぎると思います!
レアで貴重な体験談でした。
40代で家族を残してチャレンジした著者の勇気やバイタリティには、心を動かされました。
悪魔のおにぎりが南極で誕生した夜食だったとは。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年8月15日
- 読了日 : 2022年8月12日
- 本棚登録日 : 2022年8月10日
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