幼稚園児の誘拐未遂に端を発する身代金誘拐ミステリー。身代金を要求しないように見せながらも脅迫相手から自主的に提供させるが、結果その金も人質とともに返却される新たなミステリー。犯人の目的は何か?人質宅の元従業員の独白から裏のストーリーが語られる。この元従業員は自身共犯者と思い行動していたのだが、警察に届けられていた新犯人「らん」からの手紙により真実を知ることになる。そして1年後、同じ展開の誘拐事件が発生する。当然、被害者の家族は昨年の事件を記憶しており困惑する。警視庁からは前回担当警部がリベンジに乗り込んでくるが・・・
共犯→人質、警察→共犯、そして影で動く真犯人「らん」。
久々に映像化を前提としないで書かれた小説らしい日本ミステリを読んだ。ただちょっと推理小説としてはルール違反だ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
国内ミステリ
- 感想投稿日 : 2014年12月13日
- 読了日 : 2014年12月12日
- 本棚登録日 : 2014年11月30日
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