「立体型板書」の国語授業 (国語授業イノベーションシリーズ)

著者 :
  • 東洋館出版社 (2020年1月14日発売)
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 学ぶ人に考えさせる。立体型板書についての本である。グラフィックレコーダーにおすすめである。
 立体型板書とは筆者が考案したもの。もとになった箇条書き型のものをより発展させたものだと言う。箇条書きのものは学習者の意見を黒板に吸い上げて書くというものだったのだ。
 これを発展させたのが立体型板書。学習者を授業無二巻き込む。そのための工夫である。扱っているテーマにのめり込む。自分なりに思考する。ノートに写し取りたい。そのような行動変容が見込める。
 板書はカーン・アカデミーのオンデマンド教材でもそうだがプロセスを示す。つまり時系列。本書では二次元の黒板という平面を活用する。三次元つまり立体ということなのだろう。
 グラフィックレコーディングは単に情報をまとめるもんではない。イベント中にかくプロセスを見ることにより本書のような関わりが生じるものである。そういう意味ではこの部分を切り取った本書は参考になる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年10月8日
読了日 : 2022年10月8日
本棚登録日 : 2022年10月8日

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