わたしの茶の間

  • 講談社 (2011年2月1日発売)
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本棚登録 : 63
感想 : 12
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「いま、夫が何を食べたいと思っているか、妻はそれをわかってあげなければ-夫婦の長いおつきあいは出来かねる。
いつも、会社の定食はそばと決まっている夫が、今日は友人と珍しく豚カツを食べてきたと聞いたとたん、用意していたビフテキはいさぎよく引っ込めてのりにお漬物、あとは味噌汁に腕をふるい、ゆめゆめ「あら、せっかく高い肉を買ってきたのに-一口でも食べなさいよ」などの押し付けや愚痴は言わないこと。料理は夫が食べる為にこしらえるもので、その料理を食べる為に夫がいるわけではない。」

「人並みの暮らしとは、他人と同じ暮らしをすることではなく、今のあなたにふさわしい、個性のある、人間らしい暮らしのこと」

自分の身の丈に合った生活に満足し、創意工夫でより豊かに彩ろうという姿勢。ぴしっと背筋が伸びた生き様。

憧れの人です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2012年読
感想投稿日 : 2012年3月18日
読了日 : 2012年3月18日
本棚登録日 : 2012年3月12日

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