警視庁 生きものがかり

著者 :
  • 講談社 (2017年8月4日発売)
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本棚登録 : 135
感想 : 24
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警視庁生活安全部生活環境課環境第三係、通称「警視庁の生きものがかり」、取引や譲渡、飼育などが規制されている生きもの事犯を扱う警察官のドキュメント。種の保存法、ワシントン条約、外来生物法、外為法、関税法、さらには詐欺罪まで適用して事件化していく姿に警察のプロ意識を感じた。
生きもの好きというだけではなくて、専門家とのつながり作り、関連機関との連携など、専門捜査官ならではの強みだろう。
密輸された生物は原産国に戻してはいけない。異なった環境で病原菌や寄生虫の影響の可能性を受ける以上、元の環境にとっては外来種になってしまうという故千石先生の熱血など、勉強になった。
法規制そのものの新しさによる弱さ、違反と合法の見分けの難しさなどの中での捜査の成長・変化にも学ぶところがあった。
関税法の手続に関しては誤解されている点があった。(課税限度額以下の場合は関税法は適用されない)
生きものにちなんだ犯人の仮名がたくさん登場し、こんなにも生きもの関連の名前があることにも改めて気づかされた。
18-68

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス
感想投稿日 : 2018年5月26日
読了日 : 2018年5月26日
本棚登録日 : 2018年5月26日

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