ペアで表題作になっている2編を含めた6編の短編集。
世間体を気にし、周囲に迎合し、自分の意見を押し付けるような言動、そしてそれに傷ついても飲み込んでしまうところ、そんな人のダークさを見せつけられる。
どんでん返しのネタバレにも、どこか予想の範囲という感じだし、やられた感も、もちろん爽快感のかけらも感じることはない。
モノローグ、主観の危うさが印象に残った。
17-5
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2017年1月10日
- 読了日 : 2017年1月10日
- 本棚登録日 : 2017年1月10日
みんなの感想をみる