-----内容紹介(Amazonより)-----
慶長五年九月十五日(一六〇〇年十月二十一日)。
天下分け目の大戦――関ヶ原の戦いが勃発。
――なぜ、勝てたのか――
東軍
伊東潤(徳川家康)
天野純希(織田有楽斎)
吉川永青(可児才蔵)
――負ける戦だったのか――
西軍
葉室麟(石田三成)
上田秀人(宇喜多秀家)
矢野隆(島津義弘)
――そして、両軍の運命を握る男――
冲方丁(小早川秀秋)
当代の人気作家7人が参陣。
日本史上最大の決戦を、男たちが熱く描いた「競作長編」。
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上の内容紹介にもあるように、天下分け目の関が原の戦いを、参戦した7人の武将の目線で7人の作家が描いたオムニバス形式の長編作品。
それぞれの武将にそれぞれの思惑や決意があって、迷いや躊躇もあったりして、それらが複雑に交錯してひとつの結果に進んでいくのが面白い。
中高生のときに薄っぺらく学んだ歴史の奥のほうで、こんなにドラマチックなことが起こってたんだな。
これだから時代小説はいい。
島津義弘の章、可児才蔵の章、小早川秀秋の章が、私は特に好きだった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
伊藤潤
- 感想投稿日 : 2015年7月13日
- 読了日 : 2015年7月13日
- 本棚登録日 : 2015年7月13日
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