アメリカと北朝鮮 外交的解決か武力行使か (フォーリン・アフェアーズ・コレクション特別版)

  • 朝日新聞社 (2003年3月30日発売)
本で見る
3.20
  • (0)
  • (1)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 13
感想 : 1
4

主にアメリカの学者らによる、対北朝鮮政策
についての論文が収められている。
ほとんどの論文は、金大中大統領のときに
はじめられ、現在のノムヒョン大統領に
引き継がれた「太陽政策/包容政策」を大筋で
認めているが、違う意見や、反対意見をもつ
論文もあって興味深い。

ブッシュ政権が北朝鮮にどう接するべきか、
統一をどのように考えればよいか、などの
内容が大筋であるが、たまにアメリカの学者が
日本の外交政策をどのように考えているのか、
どのような課題があると考えているかが垣間見える。

アメリカ、中国、ロシア、そして韓国など
東北アジアの主要な国々が北朝鮮に対する
さまざまな政策を展開する中、日本はどんな
政策を打ち立てることができるだろうか。
それは日本が、自らが存在するアジアにおいて
どのような役割を負っていけるかということにも
関係していると考える。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 学術:北朝鮮
感想投稿日 : 2005年12月4日
読了日 : 2005年12月4日
本棚登録日 : 2005年12月4日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする