主にアメリカの学者らによる、対北朝鮮政策
についての論文が収められている。
ほとんどの論文は、金大中大統領のときに
はじめられ、現在のノムヒョン大統領に
引き継がれた「太陽政策/包容政策」を大筋で
認めているが、違う意見や、反対意見をもつ
論文もあって興味深い。
ブッシュ政権が北朝鮮にどう接するべきか、
統一をどのように考えればよいか、などの
内容が大筋であるが、たまにアメリカの学者が
日本の外交政策をどのように考えているのか、
どのような課題があると考えているかが垣間見える。
アメリカ、中国、ロシア、そして韓国など
東北アジアの主要な国々が北朝鮮に対する
さまざまな政策を展開する中、日本はどんな
政策を打ち立てることができるだろうか。
それは日本が、自らが存在するアジアにおいて
どのような役割を負っていけるかということにも
関係していると考える。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
学術:北朝鮮
- 感想投稿日 : 2005年12月4日
- 読了日 : 2005年12月4日
- 本棚登録日 : 2005年12月4日
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