日本を愛した植民地 南洋パラオの真実 (新潮新書)

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レビュー : 11
著者 :
わっさんさん 2015年に読んだ本   読み終わった 

感想未記入。以下引用
●パラオ人は、沖縄県移民と本土移民の職業の違いや習慣の違いを明確に把握していた。(略)パラオ人にしてみれば、もともとプライドが高いうえに、同化教育によって、自分たちは日本人、あるいは日本人に非常に近いという教育を受けた。それは、同じ日本人ではあるが、決して沖縄のような日本人ではなく、本土の日本人を指していた。(略)彼らは自分たちを本土の日本人より下であるが、沖縄県移民よりは上。上と下のランクの中韓、本土移民と沖縄県移民の中間的立場と感じていたのではないだろうか。(略)さらに本土移民、パラオ人、沖縄県移民の三層になるグループをより一層強く結びつけたものがある。役人の存在だ。(略)権力を行使し、偉そうにしている役人の前で、本土出身の民間人も沖縄県出身の民間人も、同じ日本人なのに小さくなっている。萎縮する彼ら民間の日本人の姿をパラオ人が見れば、自分たちパラオ人と同様に「差別されている仲間」として映ったのではないだろうか。だから、自分たちパラオ人が上中下の三層の中間に位置し、日本の民間人とも沖縄の民間人とも、より一層仲間意識が強化され、仲良くできたのだろう。

レビュー投稿日
2016年4月10日
読了日
2015年12月23日
本棚登録日
2016年4月10日
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