呪術意識と現代社会: 東京都二十三区民調査の社会学的分析

制作 : 竹内郁郎  宇都宮京子 
  • 青弓社 (2010年2月12日発売)
2.00
  • (0)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 34
感想 : 3
3

●:引用 →:感想

●現代日本社会で、最も近代的、合理的と見なされている東京都23区
●「都市に住む人は呪術とは無縁だ」
→???。この仮説、仮定条件そのものが疑問、というか納得しにくい。

●墓参りは古くから、「先祖」たる故人の冥福を「祈る」だけでなく、家内安全など子孫である自己の招福を「お願い」する場でもあった。この場合の「祈り」と「お願い」は、前者は故人のための、後者は自己のための行為であって、死者と正者、目的になる対象は正反対とさえいえる。
→墓参り(だけでなく、仏壇でも)「お願い」することは当たり前の行為だったので、それが現世利益的であるとは考えたこともなかった。”安らかにお眠りください”と祈るのは葬式から数年の間かな。

●第8章 若年層の「呪術」とその特徴ー高齢層との比較のなかで
→興味深い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2010年に読んだ本
感想投稿日 : 2012年1月21日
読了日 : 2010年5月24日
本棚登録日 : 2012年1月21日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする