12年ぶり発行の単行本(3冊目)です。
2008年~2019年の出来事が描かれていますが、2020年に世界が激変を強いられてしまったので、2019年の出来事でさえ隔世の感が半端ないという印象です。例えば『ゆうきまさみ年代記』がもう10年以上前の発行だと知り愕然とした次第。また、「ポアロシリーズの『ABC殺人事件』は長編ではない。長編とは多巻物を指す」という最近の編集者のイメージにも驚きつつ、確かに最近のラノベは多巻物が当たり前になっているし、一理あるかも、と考えさせられるなどしています。
時々挿入される著者の創作論も読み応えがあり面白いのでおすすめです。ゆうきまさみ×京極夏彦対談も載っていますよ。このお二人が北海道の同じ高校の同窓生というのは初めて知りました。
読書状況:積読
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- 感想投稿日 : 2021年1月24日
- 本棚登録日 : 2021年1月9日
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