家族史の作成マニュアル的な色合いよりはガイド的な色合いの濃い内容の本です。手取り足取りハウツーを示すのではなく、資料調査やインタビューの手法をいくつか紹介しながら「自分の場合はこの調査の過程でここまでの情報を得ることができた」という実体験に根ざした解説を行っているので、ノンフィクション読み物的にさらりと読了することができました。
平易に読める分、官公庁や図書館、公文書館にアーカイブされている情報をしっかり使いこなすこと、そして家族史・一族史は誰のために、何の目的で作成するか?の目的意識を明確に抱いて調査を進めることの重要性が、さり気なく意識下に刻み込まれる一冊です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
蔵書
- 感想投稿日 : 2015年12月18日
- 読了日 : 2015年12月18日
- 本棚登録日 : 2015年12月18日
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