岡嶋二人の小説の製造過程が描かれている。
井上と徳山の二人の合作という珍しいスタイルで執筆していた。
分担は場合によって異なっていたが、井上が最適と思っていたのは、徳山との雑談や徳山の出すアイデアをあれこれしながら時間をかけて考えるスタイルのようだ。
デビュー後は忙しくなってそのスタイルが崩れていった。
元々就職試験のつもりで乱歩賞を目指したのが共感できる。
この作品自体が小説として面白い。
明らかにヒキや起伏を設けてるし、狙ってやったんだろうが。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年4月1日
- 読了日 : 2017年4月1日
- 本棚登録日 : 2017年4月1日
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