たけしのグレートジャーニー

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本棚登録 : 70
レビュー : 10
whitesheep11さん  未設定  読み終わった 

 今回の本は、「新潮45」に掲載された「達人対談」に、加筆・修正を加えたもの。いろいろな研究をしている人が取り上げられている。その中でのやはり印象に残るのは、「歩く文化人類学者」と言われた西江雅之先生だ。

 「世界の言語の半分が二十年以内に消える?」では、言語を考えるにあたって重要なことを述べている。「この世は連続体」で、「この世はのっぺらぼうで、あるのは起伏と明暗だけだ」と。それに対してたけしが「切り取り方が文化によって違うんだ」と述べている。

 それと同時に、言葉以外の非言語コミュニケーションにもいろいろある。何が良くて何が悪いのか、ある文化では卑猥でも別のところに行くと何でもない、あるいは逆にプラスの価値を表すなんてことがある。ジャスチャー1つとっても違いがある。

 最後に、「今や、人類の根拠なるものを作りはじめている。世界中の人間が、たった一つの文化という物語を信じはじめている」と述べている。SNSや人工知能の発達が文化にどう影響していくのか気になるところだ。

 その他にも、「ウナギの産卵場所を特定せよ」、「深海に潜む巨大イカの生態に迫れ」など興味深いテーマが取り上げられている。

レビュー投稿日
2016年2月18日
読了日
2016年2月18日
本棚登録日
2016年2月18日
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