日本史を支えてきた和紙の話

著者 :
  • 草思社 (2023年9月28日発売)
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感想 : 13
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読了。日本において古代に紙がどのように受け入れられ、和紙がどのように発展してきたのかを研究者が解説している。和紙と中国紙や洋紙の違いなど興味深かった。面白かったのは、日本文化の真髄のように思われている水墨画は、実は和紙ではなく中国紙で描かれている(禅の文化とともに中国から入ってきた、紙の特性など理由はいくつかある)といった意外な話。あと、客観的に解説していると見せかけて、ちょいちょい和紙が一人称になる(和紙としては云々)のも良かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2024年5月26日
読了日 : 2024年5月26日
本棚登録日 : 2024年5月26日

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