The World Is Flat: A Brief History Of The Twenty-First Century
- Penguin Books Ltd (2006年4月6日発売)
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感想 : 5件
出版されるや否や、全世界に非常なインパクトを与えた本。インタビューやルポが中心で分析的な視角に乏しいものの、臨場感あふれる筆致で、フラット化する世界の現状を捉え、いま何が問題かを適切に整理しなおした。国家間のモノ・ヒト・カネがかつてないスピードで行き交い、関税や国境といった従来の障壁は急速に意味をなくしつつある。その中では競争が国家間からグローバルな個人間のものに変貌する。また、ITの発達で個人や中小企業が大企業と同じ土俵で競合できる状況が生まれた。インドはアウトソーシング先として急成長し、一方でイギリスやアメリカではアウトソースされない仕事を探すのが死活問題となる…。こんな状況下で、われわれはどのような長期的なビジョンでキャリアを形成し、子供にどんな教育を与えればよいのか? 今をみつめ未来をのぞきたい読者に最適の一冊。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2008年12月17日
- 読了日 : 2008年12月17日
- 本棚登録日 : 2008年12月17日
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