久しぶりに読んだ舞城王太郎作品。
ぶっとんだ話なのだが、登場人物のだらだらとした会話のセンスとか、ぶっきらぼうに言葉を置いているのに、どこか主人公が悲しがったりする時本当に悲しそうに思えるところとかわりと印象に残るし、ページをめくらせるのはいったいなんなんだろう。スプラッタな表現もある「Dead for Good」とか、わざとそんな表現にしているとわかっていても「うっ」となってしまう。
前に『阿修羅ガール』を読んだ時も思ったけど、舞城さんの長いやつは、中盤になってくると攻めが弱くなってきてまとまってくる印象があって、それは今回も感じた。読んでいるうちに慣れてくるからかな?
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説・現代文芸(男性)
- 感想投稿日 : 2012年12月31日
- 読了日 : 2012年12月31日
- 本棚登録日 : 2012年12月31日
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