星の舞台からみてる (ハヤカワ文庫 JA キ 7-1) (ハヤカワ文庫JA)

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本棚登録 : 334
レビュー : 50
著者 :
花鳥風月さん 小説・ファンタジー/SF   読み終わった 

「愛と勇気のシステムエンジニアSF!」、との謳い文句。

あちらこちらに技術用語をまぶしてある。ストーリーはライトめ。

「コミュニケーション」という言葉がよく出てくる。かなりロマンチックな意味を持たせているようだが、「エンジニアにはコミュニケーション能力が必要だ!」というお仕事上の命題の意味の方がなんとなく透けて見えてくる気がする。気のせいかもしれないけど。

「セクタエラーだ。古典的なコピープロテクトだな。こんな方法、今時残っているとはな。さすが野上さんだ。……エラーをスキップ。ファイルシステムのエラーチェックをエスケープして……違う、エラーセクタがさっきと違う。毎回変わる……のか? どうやって読めばいい。とりあえずフルダンプ……いや、違うな。データが連続している保証がない。メタデータだけでも取り出せれば……」
(中略)
「違う。考え方を変えろ。……所詮はシリアル通信だ。データストリームが流れてくるにすぎない。ストリーム……そうだ、ただのストリームだと思って先頭から読み出せばいい。……エラーか。
(p292)

「これだから、若いエージェントは困るね。キャリーの身体には野上が習熟したコマンドが叩きこまれている。昔はシリアルケーブルを使ってマシンを繋げたり、モデム経由でのネットワーク接続なんかもしていたじゃないか。tip とか kermit とか、シリアル端末を使うコマンドを知らないのかい?」
(p370)

上記のような文で「うほっ」と思ったかたは読まれるのが吉かもしれない。

レビュー投稿日
2012年6月3日
読了日
2012年6月3日
本棚登録日
2012年6月3日
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