涙雨の季節に蒐集家は、 夏に遺した手紙 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2021年12月21日発売)
3.44
  • (1)
  • (6)
  • (8)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 132
感想 : 7
4

 大学を休学して第二の故郷である旭川で葬儀屋のバイトをする青音。同僚の勇気と湖畔でキャンプをしていたが、放置車両の中に遺体を発見した。その遺体は悪役プロレスラーの雄大で、雄大は突然姿を消して行方不明だった…

 最初、遺品の指輪が出てきて奥さんの指には嵌まらないと判った時、不快な気持ちがありましたが、徐々に理由が解明されていった時には切なくなりました。本当の指輪の送り主に渡せて良かったです。

 幼馴染の菊香との再会も、青音にとっては当初不快な再会だったけれど、ちゃんと話して和解した時、ようやくホッとできる相手が出来て親目線でじんわりしちゃいました。

 そして、不穏な動きをする紫苑。まだ紫苑に対しては何かある様ですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 読み終わった本
感想投稿日 : 2022年2月15日
読了日 : 2022年2月15日
本棚登録日 : 2021年11月5日

みんなの感想をみる

ツイートする