宰相がすっかりよいひと(即ち「良人」か)になってしまって…恋はひとを変えますね…。
セレスと宰相はひたすららぶらぶ、可愛ささえある夫婦仲なのに、周りを囲む者たちには善良ばかりではなく時に冷徹で悪徳でまさに悪役といったふるまいを見せるのもまた魅力です。
スパイスの効くストーリーをほんわかと読み進めていたら…なかなかの急展開。ここでも宰相の、ある種完堕ちを見せつけられますが、宰相はともかくセレス…。
たぶん次巻でしっかり絆は深まるんだろうなと期待寄りの予想をしています。
このシリーズの根幹で肝の部分に放り投げられた厄介ごと。触れなくていい聖域だと思うので、触れなくてもよかったかなーとも思うものの敢えて踏み込んできたのは制作側にそれでも描きたいものがあったのでしょう。
これ、セレスがちゃんと正気になったらそのときの激怒と報復すごそうですね…。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ありえぬ世界のあるがまま
- 感想投稿日 : 2023年8月13日
- 読了日 : 2023年8月12日
- 本棚登録日 : 2023年8月13日
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