これはれっきとした 悪書 である。
下手をすれば
生きる意義を見失いかねない、アブない一冊。
常軌を逸しているようで
案外、太宰の心情はありふれたものであり
現代人にとっても共感できるものではないかと思う。
物凄く読後感の悪い作品である。
物語だけでなく、読み手のこちらの思考にまで
影響を及ぼす。
自分自身の空っぽさに気付き
凄まじい虚無感に襲われた。
それでも生きていかねばならない。
平凡で残酷な現実を甘んじて
受け入れたプンプンのように。
ということで、
「おやすみプンプン」とセットで読んでも
わりと面白いかも。
これはテキトーな思いつきなので保証はしませんし責任も持ちません(笑)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
*book
- 感想投稿日 : 2015年4月14日
- 読了日 : 2015年4月14日
- 本棚登録日 : 2015年4月14日
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