言語の違いによるズレを通訳者の立場から語った本。 言葉が違うとは単語、文法だけではなくて内包されるイメージも違うと言うこと。
ウサギの目は赤いがRabbit has pink eyesで、Orange Catは茶色い猫だ。
分かり合えないってことだけを分かり合うのさ〜とフリッパーズは歌ったけれど、英語が普通語になるというのは内包される感覚が英語のもの一色の世界になるということだ。つまりグローバリズムが文化に侵食するということで、大変恐ろしいが、そのイメージのズレに気がつかないまま過ごしてしまうのも恐ろしいことだ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本・雑誌
- 感想投稿日 : 2018年11月20日
- 読了日 : 2010年1月28日
- 本棚登録日 : 2018年11月20日
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