『ブラスト公論』的なところもあり『映画カウンセリング 』的なところもあり。
宇多丸にとってのソロアルバムは単著なんだなと思った。
『アマデウス』を引き合いに出しながら、同じ音楽家であるが故にモーツァルトの天才性を分かってしまうサリエリの苦悩に対して「評論家。つまり誰より天才の凄さをわかっているということ」と言う宇多丸に佐々木士郎として誰よりもHIP HOPについて分かっていた文章を書いていた時代のことを思い巡らせた。
その時代は俗に「日本語ラップ、冬の時代」とも言われていたわけだけれど、誰よりもHIP HOPを分かっているからこその苦悩もあったのだろうなぁ…。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本・雑誌
- 感想投稿日 : 2022年11月30日
- 読了日 : 2022年11月30日
- 本棚登録日 : 2022年11月10日
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