漂白される社会

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本棚登録 : 519
レビュー : 49
著者 :
ほんだなさん 本・雑誌   読み終わった 

著者の言う「漂白される社会」っていうのは宮台真司のいう「新住民運動」と近いのかなぁ。

<blockquote>本書の目的は、現代日本の「周縁的な存在」に注目しながら、「現代社会とはいかなる社会なのか」という問いの答えを明らかにしていくことにある。(P.24)</blockquote>

宮台がFree Dommuneで「社会の皺はとれない。取ろうとしても何処かに皺寄せが来るだけだ」と3回も強調して繰り返し言っていたんだけど、そのことを強く強く感じながら読み進めた。


<blockquote>「現代の貧困」とは、かつておような可視的な「貧しさ」と直接結び付けられる「貧困」とは異なる。それは、目に見える「貧しさ」が、私たちの視界に入りそうになる場所において、「あってはならぬもの」として表面的に隠微され行くなか、それでも残る「貧しさ」と、達成されつづける「豊かさ」との狭間に生まれた「不可視な存在」に他ならない。(P.69)</blockquote>
在特会にしても、ヘサヨにしても、上記のような意味で"どっちもどっち"だなと思った。
結論……「自分の見たい現実」があって、それに合わないもの、否定されるものは「あってはならぬ」のだ、という志向と思考。

<blockquote>人も情報も過剰であるが故に、労働力(あるいは土地)に付与される「値段」の格差は顕著になり、「持つ者」と「持たざる者」とを隔てる溝がより鮮明になる。世代・ジェンダー・低学歴・エスニシティー・しゅっ時の非対称性を背景としながら、相対的弱者が貧困のループに飲み込まれやすい状況が生まれているのだ。(P.74)</blockquote>





ところで、渋谷、六本木、ロンドンでテクノDJしていて脱法ドラッグに詳しいツトムって誰? もちろん仮名だろうけど、ツトムって(笑)

レビュー投稿日
2018年11月20日
読了日
2013年6月24日
本棚登録日
2018年11月20日
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