なぜ死を選んだのか。
そこを少しでも知りたいと思って、こうして発言を読んだり、評伝を読んだりしたけれど、やっぱりどうにも分からない。
それは身近な人でも尚更そうだろうし、そういうものだとは思うけれど。
知れば知るほど、「15、16、17と私の人生暗かった」というようなパブリック・イメージに読み手である自分自身もはまっていくのを感じる。おそらくそういう思いが本人も強烈にあったのではないだろうか。宇多田順子(本名)が藤圭子に侵食されていくというか。
にしても宇多田ヒカルの巧さはコーラス・ワークの組み立て方にあると思うのだけれど、「Automatic」の時点で「バックコーラスでなく裏声で重ねてみたい」と録音現場をしきっていたとは、スゲエぇ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本・雑誌
- 感想投稿日 : 2018年11月20日
- 読了日 : 2014年1月24日
- 本棚登録日 : 2018年11月20日
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