思いわずらうことなく愉しく生きよ (光文社文庫 え 8-1)

著者 :
  • 光文社 (2007年6月1日発売)
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本棚登録 : 6679
感想 : 629
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この間江國香織さんの作品をたくさん買った。その中の一冊。麻子、治子、育子という三姉妹について描かれています。

三姉妹はそれぞれ悩みを抱えているけど、一番共感できたのは育子。男性から娼婦のように扱われていて、「順序」をすっとばしてしまう。でも、自分を本当に大切に扱ってくれる男性に出会って変わっていく。なんだか自分の経験と少し似ていて、頑張れって思いました。



小説のなかて四季が巡っていくのが美しくて、真似したいことや知りたい風景がたくさん増えました。


その1:沈丁花の花の香りを確かめる
…初めて聞く花だったので春になったら探してみようとおもいます。

その2:『夜と霧』を読む
…育子が「死」について日記に書く時にでてくる小説
日記に引用文を載せたようなのでどの部分がそれなのか想像して読みたい。

その3:犬山家特製トーストを食べる
…治子が朝食に自分で作っている。麻子、治子、育子にはなじみのトーストなのでしょう。
トーストにバターでいためた山盛りのほうれん草とおとし卵をのせる。基本は塩コショウ。治子はウスターソースをたらす。

もうすっかり江國香織さんに惚れてしまったので、いろいろ深く知りたい、体験したいと思ってしまいます(^^)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年9月28日
読了日 : 2019年9月28日
本棚登録日 : 2019年9月28日

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コメント 1件

やまさんのコメント
2019/11/16

おはようございます。
きょうは、快晴です。
体に気を付けていい日にしたいと思います。
やま

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