Sputnik Sweetheart

著者 :
  • Vintage (2002年10月3日発売)
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本棚登録 : 67
感想 : 8
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すみれはどうして消えてしまったのか、最初に日本語で読んだときから時々考えます。ミュウに秘密を話すようにと迫る、憑かれたような言葉が印象的です。あるいはその時から彼女は消えかかっていたのかもしれません。

ラスト、"そこには間違いなく黴たような色あいの半月が浮かんでいる。これでいい。ぼくらは同じ世界の同じ月をみている。ぼくらはたしかにひとつの線で現実につながっている。ぼくはそれを静かにたぐり寄せていけばいいのだ。"という<ぼく>のモノローグがありますが、おそらくこれは楽観的すぎるでしょう。その後二人が出会うまでにどれほどの奇怪で過酷な状況を通り抜けなければならないか、それが"1Q84"において描かれていると読めなくもない。

ところでこの表紙なんとかなりません?頑張って電車の中で読んだんですけど。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説・詩・戯曲(海外)
感想投稿日 : 2010年11月12日
読了日 : 2010年11月9日
本棚登録日 : 2010年11月9日

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