砂の妖精 (福音館古典童話シリーズ 29)

3.60
  • (3)
  • (10)
  • (11)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 58
レビュー : 10
制作 : ハロルド・R. ミラー  Edith Nesbit  石井 桃子 
大和川葭乃さん 海外児童文学   読み終わった 

まず、原題の"Five Children And It"を「砂の妖精」と訳した石井桃子先生がすごい!けむくじゃらで目玉がカタツムリのように飛び出ている、砂取り場の砂の中に埋もれて何万年も生きているサミアドは、妖精というより、変なおっさんである。そんなサミアドと、ロンドンから田舎町に引っ越してきた五人のきょうだい(一人は赤ちゃん)の楽しい日常系ほのぼのファンタジー。
「一日一つだけ願いをかなえてくれる」というサミアドに、子供たちはいろんな願い事をするが、かなえてもらったところで毎回ロクな目に遭わない。しっぺ返し、というのではなく、とにかく毎回酷い目に遭うのだが、4人の知恵を搾り出して難局を乗り切る。そして確実に賢く成長していく。
石井桃子さんの温かく、時に時代がかった訳文とあいまって、いつまでも読み継がれたい名作といえるのではないでしょうか。続編もぜひ読んでみたくなりました。

あ、アニメに翻案された「おねがい!サミアどん」は観たことないです。

レビュー投稿日
2017年3月14日
読了日
2017年3月14日
本棚登録日
2017年3月14日
0
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『砂の妖精 (福音館古典童話シリーズ 29...』のレビューをもっとみる

『砂の妖精 (福音館古典童話シリーズ 29)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。

『砂の妖精 (福音館古典童話シリーズ 29)』に大和川葭乃さんがつけたタグ

ツイートする