海泡 (中公文庫 ひ 21-3)

著者 :
  • 中央公論新社 (2004年2月1日発売)
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本棚登録 : 93
感想 : 10

 二年ぶりに故郷、小笠原に帰島した主人公をまっていたのは、同級生の死だった。

 小笠原という特殊な所の感じは上手くできてるし、それによる必然、みたいなのも違和感はない。
 でもなぁ、ちょっと作りすぎって感じるのはなぜなんだろう。余命いくばくもなく、とっても美人な同級生の存在が微妙。物語のポイントになっているのはよくわかるんだが、でも都合よすぎじゃないか、って思った。
 あと、やたらHしてるのもね。
 小笠原って、そういう島なのって誤解されるよww

 最近ぞっこんの樋口有介なんだが、「魔女」読んだときは、あんまりいい印象がなかったのを思い出した。ようするに、若い子が主人公だと魅力を感じないんだな。オヤジをかいてるのが、好きってことらしい。
 困ったもんだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 邦人作者名 は~ほ
感想投稿日 : 2010年4月24日
読了日 : 2007年2月24日
本棚登録日 : 2007年2月24日

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