夏目友人帳 18 (花とゆめCOMICS)

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レビュー : 73
著者 :
xmayumixさん 邦人作者名 な~の   読み終わった 

 ついに夏目は名取に…。

 なんだかんだと名取は、夏目に親身になっているし、ま、悪い人じゃないんだと思う。
 が、本当にこれでいいのかと、疑心暗鬼になっているのだ。
 うん、名取がなにも抱えず、払い屋をやっているなら普通に夏目のいい兄的存在で、って思うのだろうけど、あの体を這うモノの影が、あれの存在が名取をただのいい人という所にとどまらせてくれない。
 闇は、闇を呼ぶし、同時に光に焦がれる。
 名取にとって、夏目は光の象徴であるように感じてならないのだが。

 まぁ、ニャンコ先生がいるからいざとなったらなんとかなるはずなんだけどね。
 
 にしても、妖とかかわり、人間とかかわり、ってそういう日常の中で、夏目の存在がだんだん妖に近寄ってるようにかんじてならない。
 本人は、まっとうに高校生活と家庭生活を送ってこれ以上なく人間らしく生きていると思っているのだろうけど、むしろその安定が彼を妖に近づけているように思う。
 
 ようするに、彼は優しすぎるのだ。
 と、同時にいざとなったら斑が助けてくれるという、安心がないとは言い切れない。
 そういう一種の傲慢さの上にある優しさなのだろう。
 
 結局のところ、彼はまだ子供なのだ。
 自分が<守られるべき存在である>ということに気づき、それを受け入れている子供なのだ。

 そうやって、遅れた子供時代を経て彼は大人になっていくのだろう。
 がんばれ。

レビュー投稿日
2014年11月16日
読了日
2014年11月16日
本棚登録日
2014年11月16日
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