サッカーが好きで楽しくプレーしていたが、いつしか勝つ為のサッカーを強要され、ズルさを身に付けざるを得なかった上崎。一方のリョウは、Bチームでスタメン出場出来ない事もあるが、ひたむきにサッカーに向き合っている。Aチームから降格しBチームで一緒にプレーする上崎の怠慢なプレーにリョウのサッカーに対する思いが爆発する。チーム内での変化を目指すリョウにやがてBチームのメンバーが反応していく。やがて、その勢いがAチームを脅かすまでに上り詰める。格下のリーグでの優勝を目指し、グループ昇格に手が届いたリョウ率いるBチーム。そんな大切な状況の中で大問題が発生する。しかし、Aチームの試合を応援席から応援し、自分もあの白線の向こうのピッチに立つことを誓うリョウは、やがて・・・。
サッカーの場面は、相変わらずの描写でピッチ上の選手目線、全体を俯瞰したカメラ目線、観客席からと臨場感たっぷりで楽しめる。高校生らしい、女子とのやり取りも微笑ましい。ハラハラ、ドキドキ、胸が熱くなる作品です。
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- 感想投稿日 : 2020年12月22日
- 読了日 : 2020年12月22日
- 本棚登録日 : 2020年12月22日
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