- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861345067
感想・レビュー・書評
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望遠鏡を買うためにレンタルショップ『潮騒』でバイトを始めた高校生の優太郎は大学生の本田と出会った。「俺には恋愛欲がないんだよ」と言いい複数の女性と身体だけの付き合いをする彼が、優太郎には孤独な星のように見えた。初めての恋を自覚し…。
先生の話は穏やかに好きな人を想う気持ちが丁寧に描かれていて大好きです。
本田をとにかく好きな優太郎の気持ちに胸が切なくなり、そんな優太郎を構う本田の本心が掴み所がなくすれ違ってしまったりとハラハラさせられたけれどお互い好きだからこその事で。
恋人になってからとにかくキスをする2人が愛おしかった。
本田の嫉妬が子供みたいだけど本人も自覚してて笑えた。
優太郎の「片思いより両思いの方が」の言葉が良かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
孤独な大学生と真面目な高校生の初々しい恋愛。淡々と進む物語。静かに読み進められ、たまにはこういうのを読むのもいいかな。
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主人公である高校生の坂見優太郎と、同じバイト先で働いている大学生の本田裕仁の恋物語。
優太郎の切ない想いと真っ直ぐな気持ちと、相手の幸せを一番に考えて身を引く潔さが読んでて苦しかったです。
そうじゃないんだよ!優太郎!本田さんの気持ちに気付いて!って何度も心の中で叫んでたな。
本田さんの嫉妬も、凄く理解出来て…なんだか自分が恋に溺れていた時のことを思い出して辛かった。
好きな相手を大事にしたいのに、不機嫌でしかいられなかった自分を俯瞰して見てるみたいだった。
朝丘先生の作品は、やっぱり読んでて苦しくなる。
でも、それなのに止められない。
ハルちゃんとか浅木さんの恋も見てみたいな。
何かの作品になっているんだろうか…? -
再読。モテモテでセフレとかたくさんいるけどちゃんとした恋人をつくらないバイト先の先輩(大学生)×真っ直ぐでピュアだけど芯のある高校生。攻めがかっこよくてずるくてやさしくてかわいくて、受けが純粋でキラキラしてて、まずキャラの魅力がすごい。そして攻めのかっこよさにドキドキする。すれ違いの切なさもある。控えめに言って最高だとおもった。萌えるし雰囲気もあるし、朝丘戻さんのこういうのもっと読みたい。
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「きみのこと」の続編を読むつもりだったのが、午前中に届いた頼んであった本の中にこれがあったので、夕方から読み耽りました。
私の小さな読書仲間は、「もだもだする」話が大好きなんですが、これはきっと彼女も「もだもだする」はず。
切ないというよりは、もどかしくて、もどかしくて、2人の気持ちを手づかみしたいような抱きしめたいような気持ちになります。 -
大学生の本田さん×高校生優太郎。恋愛が出来なくて女にだらしない本田さんとめちゃめちゃ素直で健気な優太郎。途中からお互い好きあってるのに見事にすれ違って片想いで、切ないです(>_<。)暗い夜の中でキラキラ光る星のようなお話で一気読みでした(*´∀`*)
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本田はひねていて、優太郎はいい子ちゃん過ぎてなんだか微妙な気持ちに。