浦島太郎の文学史―恋愛小説の発生 (五柳叢書)

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  • 五柳書院
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感想 : 5
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文学研究ってこうするんだ、というのを学んだ初めての本。もともと、高校生のときに好きだった古典の先生が「いまこの本を読んでいてね」と紹介した本でした。この先生は、古典の授業中なのに「エクソダスが〜」とか言い出しちゃうやや危ない人でしたが、すげー好きだったのよ。この本自体は海上異界のひとつの類型たる浦島太郎の伝説を分析した作品。日本の昔話と思われている浦島太郎の物語は実際のところ、むしろ神話に近い物語で、そこには(竹取物語なんかと同じような)中国の神仙思想の影響がおおきい。ちなみに大学の四年間は浦島太郎伝説と他の水中異界・海上異界の古今東西の伝説や物語の比較とかをしていました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文学
感想投稿日 : 2007年8月29日
読了日 : 2007年8月29日
本棚登録日 : 2007年8月29日

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