イーハトヴを想像するうえで必要な知識はあるかと思うが、生きて表に出たことのある人のうちで我慢をしっている人は、その一片に容易くたどり着けるはずである。
短編を続けて読んでいるうち暖房が心のうちか、体の近辺から起こっているように感じた。すりガラスの模様が氷に、カブのエンジン音は『かぶ』のロックに、僕自身はちいちゃく強く頑丈になった。
賢治の作品を読むと胸のうちに積もる感情か何か残るものがある。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説・戯曲・詩集
- 感想投稿日 : 2010年1月19日
- 読了日 : 2010年1月19日
- 本棚登録日 : 2010年1月19日
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