イエスの生涯 (新潮文庫)

3.75
  • (129)
  • (132)
  • (217)
  • (13)
  • (3)
本棚登録 : 1309
レビュー : 141
著者 :
y-mitsuさん  未設定  読み終わった 

ヨーロッパなどの先行研究に触れながら、著者自身のイエス像を客観的な筆致で描く。
受難物語では奇跡をみせずに、自らが架けられる十字架を自ら背負い、ゴルゴタの処刑場に向かったイエス。著者は、聖書はイエスの無力を積極的に肯定しながら、無力の意味を我々に問うていると指摘する。また、彼の生涯は愛に生きるだけという単純さをもち、愛だけに生きたゆえに、弟子たちの眼には無力な者とうつった、だがその無力の背後に何がかくされているかを彼らが幕をあげて覗くためにはその死が必要だったのである、とも指摘している。
その答え、残念ながら今の自分には確たるものがない。

レビュー投稿日
2019年6月2日
読了日
2019年5月29日
本棚登録日
2014年1月5日
1
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『イエスの生涯 (新潮文庫)』のレビューをもっとみる

『イエスの生涯 (新潮文庫)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。

いいね!してくれた人

ツイートする