企業価値の考えかたを非常にわかりやすく説明している。
IR情報は、自社の強みだけでなく、弱みも同時に分析しながら、今後どのような戦略をするのかを投資家にアピールするものであり、
これによって、なるべく、市場からの評価を経営陣が考える企業の価値をちかづける必要がある。
また、MBOは資金は潤沢だが、経営者の考える戦略が、投資家に受け入れてもらえず、その手間によって本業に集中できない場合に行なう。
ここで、敵対的買収は本当にいけないのか、ということについて議論されている。
やはり日本の従来のやり方は、高度経済成長期にはよかったかもしれないが、市場が成熟してきた現在では、やり方を見直す必要がかる。
その際に、欧米の歴史を振り返り、彼らが歩んできたなかでの反省点によく留意し、よい点はどんどん吸収し、早く現在の市場にあったやり方に切り替えるべきである。
そのことをなるべく多くの人が自覚し、まだ若干の力が残っているうちに行なうべきだ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
Corporate Strategy
- 感想投稿日 : 2011年1月9日
- 読了日 : 2011年1月9日
- 本棚登録日 : 2011年1月9日
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