川井健二→石山修武→森川嘉一郎 という師弟関係の流れが、少し面白い。石山修武は、やっぱり変な人なんだけど、川井健二と森川嘉一郎を繋ぐ存在として捉えると、この人のことが少し理解できる、気がする。ちなみに代表作「幻庵」は、石山修武にとって師匠越えを狙った作品だそうだ。
とにかく引用したくなるメッセージがたくさんある良書であった。師匠・川井健二の言葉も重みがあり、「材料の値段を知らずに設計をするな」(手元に本が無いので、大意)というのは、建築設計に携わる人は胸に刻んでおくべきだろう。
ところで、「バルセロナ・パビリオンは、床下にライトを仕込んで壁と床の隙間から光を照らす計画があった」って石山修武は言っているが、これ本当か?
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
建築
- 感想投稿日 : 2011年11月15日
- 読了日 : 2011年11月15日
- 本棚登録日 : 2011年11月15日
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