舞台は19世紀イギリス。価値観や風俗が現在と異なるのでタイムスリップしたような気分になれます。
前半は男尊女卑の甚だしさにちょっと辟易しましたが、半ばから物語が動き出してそこからは面白くて一気に読んでしまいました。
SFでありミステリーであり冒険であり、ストーリーの面白さだけでなく文学としても素晴らしく、傑作と謳われるのに納得しました。

2022年11月27日

読書状況 読み終わった [2022年11月27日]

佐藤究さんは私が激推しの作家さん。

これもすごく面白くて、止められないけど終わってしまうのもイヤと葛藤しながら読みました(苦笑)

佐藤さんの小説が面白いのは専門的な知識やデータの多さにあります。佐藤亜紀さんに近い面白さ。
加えてアクション映画のようなスピード感とテンポの良さと、SFミステリーなどの要素。
どうなるんだろう、とページを捲る手が止められなくなる面白さ。
さらに、神話や伝承の古代をうまく取り入れているところもたまらない。
あと、人種考えさせられる幅広いところも良いです。スケールが広がります。
そして、深いテーマ性がきちんとあって読む側に問うてくるところ。考えさせられるところが良いです。
今回は人間について。
明確な深いテーマ性は小説を骨太にします。表面的な小説はやっぱり薄っぺらい。

とても良いフレーズがあったので抜粋。

『友好度は知能と比例する』

本当にその通りだと思う。
だから人間は争ってはいけないのです。思い遣れるのが人間です。

2022年11月17日

読書状況 読み終わった [2022年11月17日]

最初、高校生が主人公というのがキツくて(鬱陶しい女子高生の登場人物がキツくて)全然進まなかったけど、1/3過ぎくらいから物語が動き始めてそこからはあっという間に読めました。
これはドラマにすると良いと思う。ドラマの方が絶対面白いと思う。役者の良さで面白くなるし、女子高生も友人も鬱陶しくなくなると思う。
父親役4人の俳優とクールな息子役の俳優、誰がいいかな〜と妄想。

読書状況 いま読んでる

読書状況 読み終わった [2022年11月5日]

読書状況 読み終わった [2022年11月5日]

とても良かったです。
さすが元記者という作品でした。
人生を春夏秋冬のように四つにして、四編で成り立っています。どれも良い作品でした。
一つ目の主人公の父の満洲の話と三つ目のコソボ紛争を書いたものが良かったです。
二つ目と四つ目は虫が出てくるのでそれが私はダメでした。内容はどちらも良いのですが…。

2022年10月30日

読書状況 読み終わった [2022年10月30日]

読書状況 いま読んでる

読書状況 読み終わった [2022年10月11日]

読書状況 読み終わった [2022年10月10日]

読書状況 読み終わった [2022年10月8日]

読書状況 読み終わった [2022年10月7日]

珍しく進まなかった。珍しく面白くなかった。

何だろうなぁ、伊坂さんぽくないなぁと思っていたら、あとがきに漫画と対となる作品だと書いてあって納得した。

らしくないキーワードも漫画家さんのアイデアだと分かってスッキリした。

間違ってもこの本から伊坂さんを読み始めてはいけない。

読書状況 いま読んでる

不思議な小説だった。
内容も展開も予測不可能で「?」のまま進み、終わる。
でも、訳がわからないというのではなく、良い話で、伝えたいことは伝わる。うまく言えないけど、優しい気持ちになる。

主人公が星野一彦で、彼を監視する大柄な女性が繭美で、5人の星野君の彼女たちの名前は和風名月が使われているのでそこに暗喩や何かのヒントや意味や意図があるのかな〜。
例えば繭は中の動物を包み込んで保護するもの。監視と言いながら星野君を助けて守る役割を示唆してる。星野君より大きいところとか。
星と月にも何かある気がするけど無知だからパッと結びつかない。

とにかく、破茶滅茶だけど意味があって、伊坂さんらしい展開で、面白かったです。

2022年9月19日

読書状況 読み終わった [2022年9月19日]

斉藤和義さんとの対談のきっかけとなったということで読みました。
最近の伊坂幸太郎作品からするとごちゃごちゃした印象。複数人の繋がりや時間の行き来が絡み過ぎて疲れました。

読書状況 いま読んでる

読書状況 読み終わった [2022年9月12日]

これもまた面白かったな〜。
ドラマか映画になりそう。
書き手が主導権を持って口出ししながら物語が進んでいくタイプ。伊坂さんこれ得意だよなぁ。

今回の作中作品はヴィクトル・ユーゴーの「レ・ミゼラブル」

2022年9月11日

読書状況 読み終わった [2022年9月11日]

読書状況 読み終わった [2022年9月10日]

すごくすごく良かった。
全体的に「わかるなぁ〜」って感じで、ここ数年の2019〜2022年を舞台にしていて身近な感じも珍しくて良かった。コラムみたいな感じ。
あと、福岡出身の主人公が富山で暮らすという地方感も良かった。富山が識れて面白かった。

『まっとうな人生』は『逃亡くそたわけ』の続編で、実際に主人公の時間が経過して今現在という設定になっている。
『逃亡くそたわけ』の内容はすっかり忘れたけど、問題なく読める。
大事なのは時間の経過ということであって、内容ではない。
『逃亡くそたわけ』から『まっとうな人生』までの時間経過はそのまま私を含む全ての人に経過した時間で、
だから『逃亡くそたわけ』を読んだ時の私が若いゆえに共感し、月日を経て年をとった私が年をとったからこそ『まっとうな人生』に共感する。
その事実が、すごいなと思う。


特にp64〜73の(5) が良かった。
全文引用して紹介したいくらい、共感した。
「そうなんだよ」ってなった。
そして、それは、やっぱり時間が経って私も老いたから分かるんだとも思った。
昔の自分を思い出した。
20代の頃、私は家族や親しい人の死を体験したくないから誰よりも先に死にたいとしょっちゅう考えていて、そんな時に父が「若いと感度が高いからな、怖いよな。でも俺もお母さんもまだまだ死なないし、まぁもうちょっと待てば今度はお前が年をとる。そうすると良くも悪くも感度は鈍くなるんだよ。他人の死なんて大した事じゃなくなる。それでそうやってどんどん鈍くなって自分の死を迎えるんだよ。人間はそういう風にできてるんだ。だから今死ぬ必要はない。大丈夫」って。私は「鈍感になるなんて耐えられない!」ってなったけど、結局父の言う通り鈍感になった。

人生ってすごいなとしみじみ思う。

2022年9月17日

読書状況 読み終わった [2022年9月17日]

本を読んで号泣したのはいつぶりだろう。
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町田そのこさんはブクログのランキングでずっと1位になっていて気になっていました。
その時に見たのは別の本だったけど、町田さんということでこの本を読んでみました。

止められなくて一気読み。

伊坂幸太郎さんや恒川光太郎さんと同じエンターテイメント系の別のジャンルという感じ。
文学系じゃなくて物語系で、映画やドラマを見るように読める本です。
ドラマ化されそうだなぁと思いました。

でも、映画やドラマになったら、他の小説の映像化と同じように本から受ける感動は絶対になくなるとも思いました。
小説だから得られる効果が絶対にあるのです。
行間を読むとよく言うけれど、どんなに物語が素晴らしくてもやっぱりそれは文章だから生まれている部分があって、台詞や映像では補えない言葉のちからというものがあります。
この本は正しくそういう本で、脚本として物語としても素晴らしいけれど、やっぱり小説だからこそ胸にぐっとくるのだと思います。

なるほど、何週連続1位、納得しました。

内容については色々な要素が盛り沢山で一言では言えないから何も書きません。

2022年9月4日

読書状況 読み終わった [2022年9月4日]

4篇が収められていて、表題作の「渇水」は良かったです。
言葉で言い表せない漠然とした感情や感覚をうまく表現しているように感じました。

好き嫌いや良し悪しはさておき、全篇に作者独自の感性や世界観が感じられました。
モヤッとしてスッキリしないところ、救いとか解決とかそういうのが全くないのが個性というか。
誰かの人生のほんの少しを切り取って、ただ見せましたという感じ。

ありそうでないなぁと思いました。

2022年10月8日

読書状況 読み終わった [2022年10月8日]

『ギフテッド』鈴木涼美

才能はあると思うし、よく書けているとも思うし、テーマもそれを表現する設定や描写も分かる。
でも、表面的な技法とか暗喩とかはあるけれど、心に響く重みや深い意味が伝わらず、浅くて軽い。
小手先感というか、何となくいい印象が持てなかった。
最後の方は読む気も失せて、パラパラとページを捲って流し読み。

賞の候補や受賞には色々な思惑や枠があると思う。作品の方向性や話題性や著者の個性や学者枠やetc...
慶應大学在学中にAV女優でデビューして、その後東大の大学院という経歴が物を言っているとしか思えなかった。

もちろん私はAVや風俗に偏見はないし、そちら側を知らないわけでもないです。

2022年8月13日

読書状況 読み終わった [2022年8月13日]

帯がいい。

《 人間はおもしろい。だが、飼ってはならぬ。》

どんな話だろうとワクワクする。

恒川作品はどれも面白いから安心して手に取れる。

いくつかの短篇から成っていて、共通の妖怪的なもので繋がっている。

現代から過去、異国、そして異世界と物語は繋がっていく。

☀︎

最初は面白く読んでいたけど、徐々にシリアスになって、「人間とは」という問いを何度も突きつけられて、切なくなった。
最初と最後でこれほど感情に変化を齎す作品はない。

その発想力と構成と試みがすごいと思う。
また恒川さんにやられたって感じで脱帽です。

2022年8月11日

読書状況 読み終わった [2022年8月11日]
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