働く女性とマタニティ・ハラスメント

  • 大月書店 (2009年9月24日発売)
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平等化か、差違化か。

前者は、近代化によって男/女=公/私と配置されたことで、私的領域にとどめおかれた女性の公的領域復権をめざす。

後者は、境界線上の劣位側に置かれた「女性性」の復権をめざす。

この二択と見えてしまったことが、議論を硬直化させてしまった。

平等化戦略の採用で、身体性を縮小化させたが、身体性を無視できない妊娠期に制度利を主張しずらい、労働する体になりきれないなどのフラストレーションを、ためてしまう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: Diversity
感想投稿日 : 2011年7月25日
読了日 : 2011年7月25日
本棚登録日 : 2011年7月25日

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