諏訪式。

著者 :
  • 亜紀書房 (2020年9月26日発売)
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本棚登録 : 80
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 タイトルに興味を惹かれ。
 東洋のスイスと言われる精密機械産業が興った諏訪地方。その地力を、企業、人、文化など様々な要素を取材したレポート。

 諏方に伝わる「ものづくりのDNA」を先史時代の黒曜石の加工流通にルーツがあるとし、交易ルートの交差点という地の利や、近代の工業の起こり、それを主導した人物たちを紹介していくが、けっきょく「諏訪式。」とはなんぞや?というは語れたのか語れてないのか。

 ともかく、諏訪には神代のころから伝わる歴史があり、錚々たる人脈もあり、地の利や水利を活かした産業を育んだ諏訪人の精神の基層にある、「合わせ技」の力学を、経済的に、歴史的に、文化的に語り尽くしてみようとする力作ではある。 

この取材が、著者の本業(=映像プロデューサー)の映像作品として昇華されることを楽しみにするとしよう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年1月25日
読了日 : 2021年1月16日
本棚登録日 : 2021年1月18日

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