これほど有名な著作であるのに、一度もきちんと目を通したことがなかった。先月、NHK のEテレ「100分de 名著」は「ファーブル昆虫記」がテーマだったので、この機会に少しでも読んでみたいと思った。
以前この奥本大三郎氏の訳本が出版された時、シリーズで8冊購入していた。当時小学生だった長女に読ませたいと思ったからである。今回は逆に私が娘から借りて読むことになった。
私は極めて田舎に居住しているが、世の中にこんなにたくさんのふん虫が存在することを知らなかった。「くそ虫」とか「ふんころがし」などと言って見向きもしないので、その生態も見たことがない。だからファーブルが書いたものを読んで初めて知ることばかりだ。
先日たまたま見た「ニューヨーク、恋人たちの2日間」という映画に、便所掃除のイメージとしてなのか、たった5秒間ではあるが、ふん虫が自分より数倍も大きいふん球を逆立ちした格好で後ろ肢を器用に使い転がす姿が映されていた。思わず何度も何度も繰り返し再生して観察した。
この奥本大三郎氏の「ファーブル昆虫記」はシリーズ全8巻である。あと7巻残っているので、様子をみながら全巻読みたいと思っている。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
自然科学
- 感想投稿日 : 2014年9月2日
- 読了日 : 2014年9月2日
- 本棚登録日 : 2014年8月17日
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