地名から歴史を読む方法: 地名の由来に秘められた意外な日本史 (KAWADE夢新書 165)

  • 河出書房新社 (1999年1月1日発売)
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感想 : 7
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 サブタイトルは「地名の由来に秘められた意外な日本史」となっている。
 市町村合併により、昔の地名がどんどん消えてしまう中、過去の地名に歴史が刻まれていることを指摘している。平成の大合併で、さらに市町村名が減ってしまったのだろう。

 中でも自分の住んでいる地元の話題や、人名が地名から付けられている場合があるので、自分の名前に関係した地名に興味をそそられた。

 そして、古代から変わらない地名もあるが、時代を経るに従い変化してきた地名は、なぜ変わったのか、あるいはなぜ変わらなければならなかったのか詳しく考察しており、読み進めるのが楽しかった。

 信仰と宗教がわかる地名として「宮」とか「神」がつく地名が挙げられていた。その例示の中に入っていなかったが、この辺では人名で「神代」という苗字がある。よみかたは『かこみ』または『かみよ』という。よそへ行くと『じんだい』と言ったりする。南部一之宮といわれる櫛引八幡宮のお膝元だから、そんな名前の人がいたのだろうか。こんなことも知りたいところだった。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 地理
感想投稿日 : 2015年1月9日
本棚登録日 : 2014年12月24日

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コメント 1件

yama40さんのコメント
2015/01/12

始めは少しとっつきにくい感じがしたが、読んでいくうちに引き込まれてしまった。
 また、これだけ多くの引用をしたことがない。本をそのまま一冊コピーしたのではないかと思えるほどだ。それほど気になるところが多かったと言える。
 今度は災害に関する地名について考察した文献を読んでみたいと思っている。

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