国境の雪 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2015年12月25日発売)
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感想 : 10
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図書館で手に取る。

長い、厚い。
759ページの長編。各国の元首が実名で出て、歴史上の出来事もなぞったうえでの小説。

日系人、崔純子の脱北から話は始まる。
北朝鮮国家保衛部の残虐極まりない拷問、中国公安部の暗躍、日本のK機関、CIA、KCIAも絡み中国全土を舞台にしたスパイ小説。

スパイといっても主人公が諜報活動を行うわけではない。
北朝鮮、中国の体制を揺るがす事実を手にした崔純子が脱北し、日本をめざす。
それを追う北朝鮮、中国。情報を手に入れたいアメリカなどが絡み、また、胡錦涛から習近平、金正日から金正恩への権力移行期も影響する。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年1月5日
読了日 : 2023年1月5日
本棚登録日 : 2023年1月5日

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