ロックの感受性 (立東舎文庫)

著者 :
  • 立東舎
2.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 19
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845627820

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  何故だか会社の同僚に無理矢理貸し付けられた本(こういうことって良くある)。RCは聴いてだけど、仲井戸のソロや麗蘭は聞いた事無かったから、BGMにしながら読みました。

     第1章はインタビューからライターが文字起こししたもの。表題作の第2章と第3章は雑誌に連載されていた少年時代を綴ったエッセイとブルースを巡る旅のエッセイ。第4章はこの文庫本の為の書き下ろし。
     ライターが書いた第1章よりも、本人の文章である第2章以降の方が断然良いのだけれど、それでも一冊読んでいると、だんだんと言葉のリズムとかに飽きてくる。そんな文章。
     仲井戸麗市はデビュー時のビートルズやストーンズを聴いて育った世代だそうだ。高一の頃にはビートルズの武道館ライブも観たという。素直に羨ましい。そんなビートルズ現役世代の仲井戸のビートルズ観が面白い。
    「自らギターをかき鳴らし、自分たちで編みだした言葉とメロディーとリズムでシャウトする彼らは、特別な人たちには映らなかった。歌うなんてことは、何も特別でない、誰にでもできる身近なことのような、そんな気にさせてくれたのでありました。」
     ビートルズに憧れではなく、まるで仲間内の出来事のような親近感を覚える。これこそが、将来プロのミュージシャンとなった仲井戸の「ロックの感受性」なのかもしれない。
     それにしてもタイトルダサいなぁ。

  • チャボの世界は青臭い感じであまり好きではないのだが、このエッセーを読んでも同じ香りが漂う。桐朋のことは忌まわしい記憶という感じで、それはそうなんだろうなと思う。
    一方でこれほどブルースが好きだとは知らなかった。この本をガイドにブルースを開拓するのは良いかもしれない。

全4件中 1 - 4件を表示

仲井戸麗市の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×