子どもの王様 (講談社ノベルス)

3.09
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本棚登録 : 85
レビュー : 12
著者 :
やまだんさん  未設定  読み終わった 

2003年に講談社ミステリーランド叢書から刊行されたジュベナイル小説のひとつ。大人にも子どもにも楽しめる本格ミステリというコンセプトであり,本作品も主人公が小学生となっている。
不登校で引きこもりのトモヤという少年が,ショウタという少年に「子ども国を支配している王様」の話をする。いつも話しているような,途方もない作り話かと思っていたが,ショウタは「髪が茶髪で,いつもよれよれのトレーナーとジーンズを着てる。頬がちょっとこけていて,やさしそうな垂れ目で,口のまわりにぽつぽつとひげが生えている」という外観の男性を発見する。
子どもの王様の正体は,トモヤの父親だった。DV夫と離婚し,母子家庭となっていたトモヤの家族。ショウタは,トモヤを救うために,トモヤの父親を窓から落として殺害してしまう。本当は父親のことも好きだったトモヤはショウタを許さず,ショウタとトモヤが住む団地から,トモヤの家族は引越しをするという形で物語は終わる。
なんともいえない読後感の作品であり,読みやすい文体は殊能将之らしい作品といえる。驚愕の真相や,ロジカルな展開などがなく,本格ミステリとしてはイマイチ。受べないる小説として読めば…ちょっと読後感が悪いか。総合的に見れば★2かな。

レビュー投稿日
2015年12月2日
読了日
2015年12月2日
本棚登録日
2015年12月2日
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