現代詩ってあまり読まないのだけれど(どのへんから現代詩かわからないけど生きてる人なら谷川俊太郎くらい)これはその谷川俊太郎の編で、ぱらぱら立ち読みしたらなんか良さげだったので購入、じっくり読んだらやっぱり良かった。
現代詩だから当たり前なのだけれど、基本的に平易な言葉で日常的な感情や情景が切り取られているので、するっと心に入ってきやすい。それでいて、数行のなかに短編小説くらいの広がりを感じさせられるので、小説読むのに比べて余白多いはずなのに、小説読むのと変わらないくらいの時間をかけて読んでしまった。
好きな詩がたくさんあったけれど「まつおかさんの家」が妙に気に入りました。「突然の別れの日に」はこれをモチーフに短編SF書けそう。
巻末の谷川俊太郎との対談も面白かったです。おもに谷川さんの発言が。詩なんて、あんなもの、って言っちゃう谷川さんやっぱ好きだなあ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年3月9日
- 読了日 : 2015年3月8日
- 本棚登録日 : 2015年2月23日
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